第11回:介護サービスの種類と選び方を解説!

介護サービスの利用と実践(実際にサービスを使う段階)

📌 この記事でわかること

✅ 介護保険で利用できるサービスの種類を整理
✅ 「在宅サービス」「施設サービス」の違いを理解
✅ 自分に合ったサービスを選ぶ際のポイントを解説

介護サービスにはどんな種類がある?

介護保険を利用して受けられるサービスは、大きく分けて 「在宅サービス」「施設サービス」 の2つがあります。
※在宅サービス=「自宅に来てもらう」「自宅から通う」
※施設サービス=「生活の場を施設に移す」

📌 在宅サービスとは?

自宅で暮らしながら受けられるサービスで、「訪問型」「通所型」「短期入所型」の3つに分類できます。

サービスの種類具体的な内容
訪問介護(ホームヘルプ)介護職員が自宅に訪問し、入浴・排泄・食事介助などを行う
訪問看護看護師が自宅を訪問し、医療処置や健康管理をサポート
訪問リハビリ理学療法士・作業療法士が自宅でリハビリを提供
通所介護(デイサービス)日帰りで施設に通い、食事・入浴・レクリエーションなどを利用
通所リハビリ(デイケア)日帰りでリハビリを受けることができるサービス
短期入所(ショートステイ)一時的に施設に宿泊し、介護を受ける

📌 施設サービスとは?

自宅ではなく 「施設に入所(生活の場を移す)」 して受けるサービスです。

施設の種類具体的な内容
特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上の高齢者が対象。長期入所できる
介護老人保健施設(老健)在宅復帰を目指し、医療ケアやリハビリを受ける
介護医療院医療的なケアが必要な人が長期入所する施設
グループホーム認知症の人が少人数で共同生活を送る施設

介護サービスの選び方

介護サービスは 「どんな目的で利用するか」 によって選ぶべきサービスが変わります。

📌 選び方のポイント
自宅で暮らし続けたい → 訪問介護・訪問看護・デイサービス
リハビリを重視したい → 訪問リハビリ・通所リハビリ
一時的に家族の負担を軽減したい → ショートステイ
24時間サポートが必要 → 施設入所(特養・老健・介護医療院)

🔹 具体例:こんな場合はどのサービスを選ぶ?

状況適したサービス
一人暮らしで家事が大変になってきた訪問介護(生活援助)
退院後のリハビリが必要訪問リハビリ・通所リハビリ
家族が数日間不在になるショートステイ
認知症の進行で在宅生活が難しくなったグループホーム・特養

📌 介護サービスの組み合わせも可能!
「訪問介護」と「デイサービス」など、複数のサービスを併用する ことでより快適な生活を送ることができます。ケアマネージャーに相談しながら、自分に合ったサービスを組み合わせましょう。

📌 介護サービスの詳細は厚生労働省の「介護保険情報公表システム」で確認できます!
介護保険情報公表システム(厚生労働省)

🔹 まとめ & 次に読むべき記事

📌 この記事のまとめ
✅ 介護サービスは「在宅サービス」と「施設サービス」に分かれる
自宅で生活を続けたいのか?24時間のケアが必要なのか? によって選択肢が変わる
✅ サービスの併用も可能!ケアマネージャーに相談しながら選ぶことが大切

📖 次に読むべき記事
デイサービスとは?利用の流れと選び方(第12回)
・日帰りで利用できる「デイサービス」の内容と活用法を詳しく解説!


介護保険の申請をスムーズに進めるための考え方について、こちらの記事で詳しく解説しています。

🔹 著者情報

📌 この記事を書いた人

  • 社会福祉士 / 居宅介護支援専門員
  • 居宅介護支援事業所・通所介護事業所を経営
  • 介護保険申請の難しさを感じ、ブログを通じて情報発信中

🔗 公式情報
📌 介護保険制度の詳細は、厚生労働省の公式ページをご確認ください。
➡ 厚生労働省 介護保険制度

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